Lumicell、Barrett食道病変検出向け新しい柔軟内視鏡開発

October, 15, 2024, Newton--Lumicell, Inc.は、手術中のガン組織検出のための革新的な蛍光ガイドイメージング技術の開発に注力している非公開企業。Lumicellが国立衛生研究所(NIH)の国立ガン研究所(NCI)から第IフェーズSmall Business Innovation Research(SBIR)契約を獲得し、遠赤蛍光と反射光イメージングを組み合わせた新しいフレキシブル内視鏡プラットフォームを開発したと発表した。
標準的な臨床内視鏡検査で前癌性および早期の食道腺癌(EAC)を検出する。

このプロジェクトでLumicellと協力するのは、MGHの消化器病学部門の研究副議長Dr. Andrew T. Chan(MD、MPH)と、MGH臨床およびトランスレーショナル疫学ユニットの助教授、Dr. David A. Drew。”この受注により、チームはLumicellの画期的な乳ガン研究をさらに腫瘍外科用途に拡大することができる。「Lumicellと協力して食道ガンの早期発見を変革することを楽しみにしている」(Dr. Chan)。

EACは、より一般的な胃腸ガンの1つであり、治癒する可能性がある。ただし、通常、進行した段階で検出され、5年生存率は15%未満である。早期発見への現在のアプローチは、前癌病変(バレット食道)の患者における内視鏡検査と無作為生検によるものである。このアプローチは感度が低く、リソースを大量に消費し、病変をリアルタイムで特定してすぐに治療することはできない。

Lumicellは、NIHが授与した資金を使用して、バレット食道患者のガンの可能性のある病変をリアルタイムかつその場で検出する、同社独自の蛍光イメージング技術を活用して、新しい柔軟な内視鏡イメージングプラットフォームを開発する。この新しいアプローチは、見落とされがちな食道病変の早期発見を改善する可能性を秘めている。

「Lumicellの斬新な蛍光技術は、バレット食道の背景では検出できない可能性のある異形成の早期検出におけるゲームチェンジャーになる可能性がある。この助成金は、食道切除の程度とガン関連の罹患率を変える可能性のある新しい適応症で、当社のプラットフォーム技術をさらに開発する非常にエキサイティングな機会である」と、Lumicell新事業戦略およびイノベーション担当副社長であるBrian Schlossberg, Ph.D.は話している。
契約の授与期間は2024年9月に始まり、資金調達期間は1年間。

現在、LUMISIGHT(ペグリシアニン)は、乳腺腫瘤摘出術の補助として乳房腔内のがん組織を検出するために、Lumicell DVSと組み合わせて使用することが承認されている。Lumicellは、LUMISIGHTと併用して早期の食道病変を検出するための新しい軟性内視鏡を調査している。
(詳細は、https://lumicell.com/)