Business/Market 詳細

データコム光コンポーネント収益、2Q24に倍増

October, 15, 2024, Boston--調査会社Cignal AIの最新の光学コンポーネントレポートによると、クラウド事業者がAIネットワーキングインフラストラクチャのサポートを急いだため、データコムコンポーネントの収益は24年第2四半期に約25億ドルに急増した。400/800GbEデータコムオプティクスの出荷台数は、四半期で初めて500万台を超えた。

「400GbEと800GbEの出荷は今四半期に記録的なレベルに達し、今年の残りの期間を通じて需要増は続く。400ZRと最近導入された800ZRは、テレコム光学部品の全体的な低迷の中で唯一の明るい材料だった。しかし、高度なラインシステムコンポーネントに対する需要の高まりが逆転のお膳立てとなる」と、Cignal AIの光学部品担当リードアナリストであるScott Wilkinsonはコメントしている。

24年第2四半期の光学部品レポートのその他の調査結果:
・2Q24のデータコム光学部品への支出は、AIの展開に対応するための記録的な需要から前年同期比で倍増した。Innolight、Coherent、Source Photonicsは、Datacomの収益をリードしている。
・800GbEモジュールの需要は、100Gbps/レーンテクノロジーの優れたコストとパフォーマンスにより拡大を続けており、出荷台数は前四半期比で50%増加している。Innolightは、これらのモジュールの最大のサプライヤーである。
・400ZR/ZR+市場は、すでに大きな規模であるにもかかわらず、プラガブルコヒレントの出荷台数が2四半期の低成長を経て前年同期比70%急増し、拡大を続けている。MARVELとAcaciaは、引き続きユニット出荷のリーダーである。
・最初の800ZRプラガブルモジュールは今四半期に出荷され、年末までにさらに多くのベンダーがこの市場に参入する見込である。Cignal AIは、Google、Ciena、Marvellとの最近の800ZRウェビナーで議論したように、800ZR市場は満期時に400ZR未満になると予測している。
・400ZR/ZR+モジュールの出荷が過去最高を記録したにもかかわらず、通信帯域幅の伸びは、年間35〜40%という過去の傾向を大きく下回っている。従来の組み込みコヒーレントWDMポートをサービスプロバイダが購入するのは、依然として厳しいままである。
・Lumentum は、高度なラインシステムコンポーネントに対する将来の需要について肯定的なコメントを提供し、テレコムコンポーネントの需要が今後反転すると示唆した。Cienaも同じ意見だった。