September, 25, 2024, Pittsburgh--光通信およびレーザベース技術のグローバルリーダーであるCoherent Corp.は、取り外し可能ランドグリッドアレイ(LGA)インタフェース搭載の革新的な新しいアナログ光マルチリンクモジュールのサンプル提供を発表した。
この最先端の製品プラットフォームは、地上および宇宙アプリケーションの両方を対象とした、Kaバンドまでの次世代アナログ光リンクをサポートする。低消費電力で、RF (Radio Frequency over Fiber) アプリケーションに重点を置いたこれらのモジュールは、様々な業界で進化する高スループット RF システムのニーズを満たすように設計されている。
地球観測、衛星内通信、フェーズドアレイアンテナなど、宇宙および航空宇宙アプリケーションの進歩により、高周波RFリンクの需要は高まっている。Coherentの新しいモジュールは、最新のRFシステムにとって重要な要件であるKaバンドでの高スループットRFリンクの動作を可能にすることで、革新的なアップグレードを提供している。従来の銅線および同軸ベースのRFリンクをこれらの光ソリューションに置き換えることで、ユーザは重量の大幅な削減、リンクゲインの向上、干渉に対する堅牢性の向上というメリットを享受できる。さらに、伝送媒体としてフレキシブルファイバを使用すると、硬い同軸ケーブルと比較して優れたルーティング機能が提供され、チャネル数の増加をサポートしてパフォーマンスが向上する。
「当社の新製品プラットフォームは、Kaバンドまでの周波数と数kmに及ぶリンク長のマルチチャネルアナログ光リンクを市場で初めて提供した製品の1つであり、業界の新しい基準を打ち立てるものである」と、Coherentのレーザコンポーネント&サブシステムビジネスユニットのシニアバイスプレジデント/ゼネラルマネージャ、Dr. Karlheinz Guldenは話している。
「これは、既存のRFリンク技術の限界だけでなく、高周波通信の将来の進歩への道を開くものでもある」と同氏は続けている。
新しいモジュールは現在アルファ版サンプルとして提供されており、2025年後半に一般提供される予定。Coherentは、顧客に最高品質の製品を提供することに尽力しており、この新しいプラットフォームも例外ではない。高速検出器やレーザなどの補完的な製品を使用して、ポイントツーマルチポイント構成でこれらのモジュールの機能を強化することができる。
新しいモジュールは、2024年9月22日から26日までドイツのフランクフルトで開催されるEuropean Conference on Optical Communications(ECOC)で展示される。