September, 10, 2024, San Jose--Lumiledsは、過去数年間でMicroLEDの外部量子効率(EQE)性能を大幅に向上させた。EQEは、LEDから放出される光に含まれるエネルギーと、半導体材料に注入された電子のエネルギーとの比率。
しかし、MicroLED、特にディスプレイアプリケーションの場合、EQEだけでは十分な性能の尺度にはならない。MicroLEDの効率を適切に評価するには、光の指向性を測定できなければならない。光の指向性はMicroLEDディスプレイにとって重要であり、このため、ディスプレイは多くの場合、斜めから見た放射または光度によって特徴付けられる。
「ほとんどのLEDは、その上面から大部分の光を放射する。これは特に薄膜LEDに当てはまる。薄膜LEDのサイズを縮小してMicroLEDにすると、「側面発光」表面が発光面全体に占める割合が大幅に大きくなる」と、LumiledsのMicroLED開発担当シニアディレクタ、Brendan Moranは説明している。
「より大きなサイズのLED用の薄膜と表現したものの厚さは、MicroLEDの長さと幅に比べてかなり大きくなっている。これが、MicroLEDが側面から大量の光を放射する主な理由であり、その結果、視野角の分布が広くなり、上面から放射される強度が低下する。ディスプレイアプリケーションの場合、EQEの高いMicroLEDでも、軸上強度が比較的低くなる可能性があります」(Moran)。
LumiledsのR&Dチームは、ランバート分布に近い非常に望ましい光分布を持つMicroLEDを開発した。チームのイノベーションにより、ディスプレイはより明るくなり、エネルギー消費量が少なくなっている。