次世代の13メガピクセルCMOS画像センサ

January, 19, 2015, Phoenix--オン・セミコンダクター（ON Semiconductor）は、幅広いイメージング製品ファミリーの新製品として次世代の13メガピクセル（MP）画像センサ 「AR1335」を発表した。
AR1335は、先端の1.1µmピクセル技術の活用により、量子効率(QE)を大幅に向上し、リニア・フルウェルキャパシティを劇的に増加して、新たな「感度」の基準をつくる。この画像センサは、スマートフォンのカメラアプリ用に設計され、携帯端末向けに最適化された消費電力とサイズでデジタルスチルカメラに近い画質を実現する。
　オン・セミコンダクターは、最先端のピクセルおよびカラーフィルターアレイ(CFA)処理能力を備えた高性能スマートフォンセンサ向けに革新的な1.1 µmピクセル技術を開発した。これにより前世代と比較して感度が約2割向上。この世界トップクラスの感度の実現でより多くの光をとらえることができるため、特に低照度において画質が大幅に向上する。
　AR1335は、スマートフォンで優れたイメージング体験を提供するために設計されている。世界トップクラスの感度、QE、およびリニア・フルウェルにより、ユーザは低照度シーンの撮影を楽しめるようになる。はるかに鮮明な13MP解像度で高品質ズームがサポートされており、シーンの詳細を鮮やかに再現する。4K超高解像度(UHD)、30毎秒フレーム数(fps)でのシネマフォーマット、および60 fpsでのフルHD 1080Pにより、プロレベルの品質の動画もサポートされている。また、32度の高い主光線角度(CRA)により低いZ方向のアプリケーションをサポートしている。
　AR1335は、ダイ供給で量産中で、複数のスマートフォンのモデル用に設計されている。2015年第2四半期までに販売される最新のスマートフォンに組み込まれる予定。