December, 8, 2014, Wellesley--BCCリサーチ(BCC Research)の調査によると、光学ストレージデバイス(OSD)はストレージ業界の重要な成長分野となっており、CAGR 9.5%で成長して、2013年の9億5000万ドルから、2019年には約17億ドルに達するものと予測されている。
OSDは、旧技術の1つではあるが、今でもデータストレージの最も安全な方法の1つである。この技術を使うCD、DVD、BluRayディスクの市場は、堅牢性と耐久性がますます高まっており、このためOSDに新たな需要が生まれている。
予測では、従来のOSD利用にパラダイムシフトが起こる。エンタテーメントセグメントから、産業用のセキュアなデータストレージデバイスへのシフトだ。「ヘルスケアやバンキング、金融サービスや公共機関(BFSI)が主要な分野であり、OSDの成長エンジンになると見られている。従来のエンタテーメント分野は、オンラインの利用によって減速している」とBCCリサーチのアナリスト、Sinha G.氏は分析している。「行政や教育が、予測期間末までに最大市場シェアとなる見込だ。この分野でのOSD浸透は急速であり、全ての分野の中で最速成長となる」。
アプリケーションでは、CD-ROMが現在使われている中で最も旧いOSD技術でいるが、小サイズデータには便利であることから、今でも推奨OSDの1つである、またソフトウエアのストレージとしても選好されている。世界的に、CDは消費財として販売されており、エンタテーメント分野とともに主にゲームやソフトウエア市場に普及している。したがって、地域的なトレンドに影響を持つ主要素は人気である。APAC地域は、ソフトウエアやゲーム産業が活発になっており、市場はCAGR 2.7%で成長して、2019年には1億2100万ドルに達すると予測されている。これは、市場全体の約62%を占める。