November, 25, 2014, Melbourne--メルボルン大学の研究チームは、初期の加齢黄斑変性症(AMD)の患者に対する新しい、低エネルギーレーザ治療がプラス効果をもたらすことを見いだした。
他のレーザ治療と違い、この新しい高速レーザは網膜に損傷を与えない。同大学解剖学、神経科学学部准教授、Erica Fletcher氏は、「これは、この新しいレーザ治療がAMD患者の目の健康をどのように促進するかについての初めての詳細報告である」とコメントしている。初期の段階ではこの病気は、小さな脂肪性沈殿物、ドルーゼや、目の後の膜の肥厚の存在が特徴となる。
「新しいナノ秒レーザによるAMD患者の治療で、この病気の指標が低下することが分かった。重要な点は、現在目の治療に使用されている他のレーザと異なり、ナノ秒レーザは敏感な網膜に損傷を与えないことだ」とFletcher准教授は話している。
また、この研究では、片方の目をこのレーザで治療すると他方の目にもプラス効果が出ることで示された。このことは、両眼の病気治療には単眼を治療で十分である可能性を示している。
(詳細は、www.melbourne.edu)