October, 6, 2023, Pittsburgh--Coherent Corp.とKinetic by Windstreamは、400Gサービスを有効にするための既存のパートナーシップを拡張しネットワークエッジで100Gサービスを有効にすると発表した。これにより業界初の100G QSFP28 0dBmデジタルコヒレントオプティクス(DCO)トランシーバを活用することになる。
Kineticは、18州のフットプリントにわたる企業や家庭向けのファイバベース接続、コラボレーション、セキュリティサービスの大手プロバイダ。
人工知能や機械学習アプリケーションの指数関数的成長など、企業やクラウドネットワークによって引き起こされるデータトラフィック急増により、サービスプロバイダが伝送網容量を効率的に拡張できるようにする次世代伝送技術の需要が高まっている。Coherentの新しい高出力100Gトランシーバにより、Kineticは、追加の中間インタフェースなしで、ルータをアクセス、メトロ、および地域のトランスポートネットワークに直接光接続できるようになり、光装置レイヤー全体を除去できる。
「出力パワー0dBmの100G QSFP28 DCOトランシーバは業界初であり、Kineticはアクセスアグリゲーションネットワークで100Gbpsコヒレントトランシーバ技術を効率的かつ持続的に展開できる。これらの利点は、100G用に最適化されたCoherentのSteelerton DSPを含むトランシーバ独自の機能により達成される。コスト効率の高いSiPh技術、高出力InP半導体チューナブルレーザ、およびFlextune技術によるものである」とCoherentのコヒレント技術、VP、Matthias Bergerは、コメントしている。
Kinetic CTO、Jeff AustinはCoherentとのパートナーシップを拡大について、「これは、アメリカの農村部の企業や家庭にファイバ接続を提供するという取組を引き続き実現し、持続可能な方法でネットワーク規模を加速するために不可欠だった」とコメントしている。さらに続けて「Coherentの高い送信パワー0 dBm 100G QSFP28 DCOトランシーバは、既存の0 dBm 400G QSFP-DD DCOトランシーバに追加され、Kineticは大幅に簡素化されたネットワークアーキテクチャを展開できるようになる。これにより、IP-over-DWDMネットワークの革命がさらに加速し、18州のネットワーク全体で効率と拡張性を実現し、Kineticは非常に競争力のある運用モデルを提供できる」と同氏は話している。
Kineticは、14のカスケード接続されたROADMノードで820km伝送構成ライブネットワークトライアルを通じて、新しい100Gトランシーバ技術を検証した。ライブトライアルは、複数の技術世代からの10G、100G、400G混合信号を伝送する75%のチャネル容量のプロダクションリンクを介して達成された。100Gトランシーバは、ネットワーク上でエンド・ツー・エンドで完璧に動作し、光パフォーマンス要件を上回り、IEEE電気インタフェース規格を立証した。
(詳細は、https://www.coherent.com)