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イオンドープカルコゲナイドガラスで多機能を1つのコンポーネントに

November, 12, 2014, Dusseldorf--サーレイ大学(University of Surrey)は、ケンブリッジ大学、サザンプトン大学と協力してアモルファスカルコゲナイドの電気特性を変えられることを確認した。カルコゲナイドは、CDやDVDなど、データ技術に不可欠のガラス材料。
 イオンドーピング技術を用いることで、研究チームは光を使って異なるコンピューティング機能を1つのコンポーネントにまとめることができる材料を発見した。これは、オールオプティカルシステムに帰着する。
 コンピュータは現在、電子を使って情報を転送し、アプリケーションを処理している。一方、インターネットのようなデータソースは光システムに依存している、つまり光を使って情報を伝送する。光ファイバを使い、世界中に光の速度で情報を送るが、これらの信号は、コンピュータに届くと電気信号に変換されなければならないので、処理は大幅なスローダウンになる。
 「課題は、コンピュータ周辺で情報を運ぶために光を効果的に使い制御する単一の材料を見つけることである。Webが光を使って情報を配信するのと全く同じように、コンピュータデータの転送や処理の両方に光を使いたい」(Dr Richard Curry)。
 「広く使用されているガラスが負の電子、正電荷を伝導するためにどのように操作できるかを示すことができた。これによってpnジャンクションデバイスを造ることができる。その材料を光源、光導波、光ディテクタにでき、光情報を運び、処理できると言うことである。そうすることで、これは明日のコンピュータを変革し、今よりも遙かに高速に、効果的に情報を処理できるようになる」。
 研究チームは、この研究成果が、10年以内にコンピュータに組み込まれると見ている。短期的には、このガラスの開発は進められており、CRAMとして知られる次世代のコンピュータメモリに使われる。