August, 1, 2023, Toronto--POET Technologies Inc. (“POET”)は、“POET Legacy” 製品ファミリの一部である100G LR4 Transmitと100G LR4 Receive光エンジンがサンプル準備完了と発表した。大手顧客3社がサンプルを受け取り、製品の強化を開始、他の2社がサンプルをリクエストした。
POET 100G LR4トランスミットとレシーバ光エンジンは、POETの Optical Interposerと、よく知られた光コンポーネント、高速DMLやフォトダイオードを使って設計されている。エンジンは、10kmまでの伝送IEEE 100GBASE-LR4標準に適合しており、QSFP28, CFP, CFP2および他の高密度フェームファクタでの利用に適している。100G LR4トランシーバは、テレコム産業の主流でありデータセンタと幹線との重要リンクを提供している。
POET北米、SVP & GM、Raju Kankipatiは、「われわれは、Tier1とTier2のよい組合せからわれわれの100G LR4光エンジンに強い関心があると見ている。狙いは、トランシーバのコストを削減して、次の数年、引き続き市場サポートを継続することだ」とコメントしている。「当社のチップ・オンボードアーキテクチャとパッシブアライメントプロセスはモジュールを簡素化して、大幅なコスト削減を達成する。100G LR4は、テレコムとデータコムネットワークの両方で導入ベースは強力であり、当社は、全LR4ライフサイクルでトランシーバ顧客にわれわれのエンジン供給を楽しみにしている」と同氏は付け加えている。
POET光エンジンのCOB、非気密アーキテクチャは、今日、ほとんどの100G LR4トランシーバで普及している高価なTOSAやROSAを不要にする。エンジンは、標準ピック&プレイスアタッチプロセスでアセンブリされる。マイクロ光レンズやアイソレータは不要である。アクティブアライメントがないため、ウエファスケールアセンブリおよびエンジンのテストが可能になる。
小型100G LR伝送光エンジンは、約9㎜×4㎜であり、IEEE 802.3ba標準で定義されたLANーWDM仕様で動作する4個のDMLレーザを組み込んでいる。光MUX、モニタフォトダイオードおよびFAU (Fiber Array Unit)が、エンジンに組み込まれている。レシーバ光エンジンは、7.5㎜×4.5㎜、高速フォトダイオード、DEMUXおよびFAUを組み込んでいる。
100G LR4送信および受信光エンジンの評価が完了し、Q1 2024までには、JVパートナー、Super Photonicsで量産がスタートするとPOETは見ている。100G LR4、Ethernetトランシーバ市場は、LightCuntingの予測では、2024ー2028年に累積販売額が16億ドルに達する見込である。