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半導体レーザの生産能力強化、都田製作所に新棟を建設

April, 27, 2023, 浜松--浜松ホトニクスは、LiDAR向けをはじめとする半導体レーザの生産能力を増強し市場拡大に対応するため、都田製作所(浜松市北区新都田)に新棟を建設する。
竣工は、2024年7月に竣工の予定。

浜松ホトニクスは、計測や分析、加工、FA、メディカルなどの各分野に使われる半導体レーザやレーザ発振器、各種レーザを使った応用製品を開発、製造、販売している。現在、さまざまな場面で光を応用したセンシング技術が利用されている。その中でも、半導体レーザを用いた非接触、長距離、高精度で対象物の位置と形状が測定できるLiDARは、自動運転のみならず、公共交通インフラや自動搬送、自律走行ロボットなどの多くの製品に使われており、今後の大幅な市場拡大が期待されている。

同社は、都田製作所に新棟を建設し、事業所内に点在しているウエハプロセス以降の半導体レーザの後工程を集約するとともに、製造エリアを拡張することで需要の拡大に対応する。新棟では、製造工程間の作業動線を最適化するとともに、最新の製造装置や検査装置を導入し、工程の自動化や効率化を促進することで生産性向上を図る。
新棟は耐震構造を採用し災害対策を強化するとともに、断熱構造や太陽光発電設備、高効率機器などの環境対策を積極的に取り入れた設計としている。
(詳細は、https://www.hamamatsu.com)