April, 14, 2023, Richmond--LUCID Vision Labs, Inc.は、Helios2 Wide 3D Time-of-Flight (ToF)カメラが連続生産に入ったと発表した。
Helios2 Wideは、Sonyの DepthSenseIMX556PLR裏面発光ToFイメージセンサを組み込んでおり、これは広角レンズと4個の広角850nmVCSELダイオードを組合せ、108°視野角(FOV)となっている。同カメラは、フルサイズパレタイジングなど作動距離が短く、オペレーション域が大きいアプリケーションに適している。
Helios2 Wideは、レギュラーHelios2 と同じIP67およびFactory Toughを提供しているが、より広い108°×78° FOVにより、可視領域は4倍になっている。これにより、Helios2 Wideは、Helios2カメラと同じ距離で非常に大きな領域をイメージでき、ターゲットにより近い距離で同じ範囲をイメージてきるので、カメラ設置の柔軟性が拡大している。Helios2 Wideは、8.3m作動距離までで640×480奥行き分解能、30fpsフレームレートである。
「使いやすさ、縮小したフットプリントとコスト優位性によりLUCIDのHelios2 ToFカメラは、様々なアプリケーションでの利用に要望が増えている。ピック&プレイス、パレタイゼーション/デパレタイゼーション、倉庫、ロボティクスや計測などである」とLUCID Vision Labsの創始者/社長、Rod Barmanは、コメントしている。「Helios2 Wideを当社の伸び続ける3D ToFカメラファミリに加えることで、われわれは、今ではより広い108° FOVを提供できる。これは、より広い操作範囲、あるいは作動距離で柔軟性向上を必要とするアプリケーションに適している」。
LUCID独自のArena SDKは、全てのHelios2 ToFカメラで使いやすい制御を含む。ArenaView GUIは、2Dビューまたは3D点群ビューのいずれかのシーンの強度と奥行きを示すことができ、これはリアルタイムで操作、方向付けることが可機である。さらに、設定はリアルタイムで調整し、見ることができる。これには擬似カラーオーバーレイや深度範囲も含まれる。
全てのLUCIDカメラは、GbE Vision2.0およびGenICam3標準に適合しており、LUCID独自のArenaソフトウエア開発KITでサポートされている。Arena SDKは、顧客に最新の業界標準やソフトウエア技術へのアクセスを容易にしている。SDKは、Windows, Linux 64bit およびLinux ARM OS, またC, C++, C# およびPythonプログラミング言語をサポートしている。