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CPO用ブラインドメイト型外部光源に適したTOSAを開発

March, 22, 2023, 東京--古河電気工業株式会社は、CPO用ブラインドメイト型外部光源に適した、MTコネクタ付き短尺ピグテイルファイバを有する8チャンネルTOSA(Transmitter Optical Sub-Assembly)を開発した。

古河電工はブラインドメイト光コネクタを内蔵したCPO外部光源向けに、MTコネクタ付き短尺ピグテイルファイバを有する8チャンネルTOSA(図3)を開発した。
高い光出力特性を得るために、高出力DFB(Distributed Feedback)LD(Laser Diode)を開発し、TOSAに内蔵している。また、非冷却状態で高い光出力を得るために、TOSAの放熱構造を最適化し、高い光結合効率を有する光学系を実現した。ケース温度55℃、非冷却、チャンネル当たりの光出力100mWの駆動条件において、LD駆動電流を350mA以下に抑制することができ、消費電力は業界最小(同社調べ)となる4.0Wを達成した。
TOSAサイズは、22.5 x 13.0 x 4mmと小さいため、様々なSFF (Small Form Factor)に組込可能である。ブラインドメイト型外部光源では、光接続と電気接続は同一方向に配置されるため、TOSAのファイバピグテイルをハウジング内で折り返配線する必要があり、ピグテイルファイバの短尺化が求められる。古河は、ピグテイルに用いられる偏波保持ファイバに、最短50mmの長さで標準MTコネクタや小型SNR-MTコネクタを取付ける技術を確立した。偏波保持ファイバのSlow軸を2度以下の角度精度でコネクタに取付けることができる。また、光トランシーバで一般的に用いられているQSFP-DDハウジングに制御回路、TOSA、MTコネクタすべてを収納する際、光ファイバ曲げ損失および偏波消光比の劣化なく収納することができる。

同社は、これらTOSAおよびQSFP外部光源のサンプル出荷を開始しており、2024年から量産開始を予定している。
(詳細は、https://www.furukawa.co.jp)