March, 2, 2023, 東京--NEDOは「5G等の活用による製造業のダイナミック・ケイパビリティ強化に向けた研究開発事業」に取り組んでおり、このほど同事業でDMG森精機(株)、ファナック(株)は、DMG森精機(株)の奈良商品開発センタ内にローカル5G通信環境を構築し、既存生産ラインの柔軟・迅速な組み換えや制御を可能にするダイナミック生産パイロットラインを整備した。
このパイロットラインには、既存生産設備と多能工自走ロボット(AGV)間のクラウド型無線協調制御プラットフォームやNC連携システム、加工アシストモジュールのアプリケーション群などを導入した。これまでに、多能工自走ロボットのハンドに取り付ける計測器と加工アシストモジュールにより、加工・モニタリング・評価の各機能に関する個別実証を実施した。
今後は、既存の製造現場と同様に多様な機器構成と等価的な模擬環境を再現し、生産設備に適応した加工アシストモジュールを組み合わせた未来の生産ラインを追求するとともに、実用化に向けた普及施策の実証を行い、製造業における企業変革力(ダイナミック・ケイパビリティ)強化を目指す。
(詳細は、https://www.nedo.go.jp)