October, 9, 2014, Milan--プリズミアン(Prysmian Group)は、ECOCで画期的なWideCap-OM4マルチモードファイバを発表した。
同社は、多波長システムに最適化した新しいOM4 マルチモードファイバを開発した。WideCap-OM4マルチモードファイバは、850-950nmウインドウでOM4のパフォーマンスを提供し、現在のレーザに最適化したマルチモードファイバとの互換性も維持している。従来のOM4ファイバは、850nm中心の狭い範囲でしか動作しない。データセンタで飛躍的に増えている情報需要に応えるために、WideCap-OM4の能力は長波長側、950nmまで拡大されている。WideCap-OM4と組合せ多波長システムは、40G、100G、400G伝送に有効なソリューションとなる。
「WideCap-OM4は、多波長システムに最適化された最初のマルチモードファイバで、従来のOM4の動作ウインドウを950nmまで広げた。例えば、100nmウインドウで4-ch伝送できる。WideCap-OM4はマルチモードファイバの進歩に取り組む当社の典型例となる」と同社の販売、マーケティングディレクタ、Marco van Dongen氏はコメントしている。「この先進的なファイバと多波長トランシーバとの組合せは、近い将来40/100/400Gbpsで動作するハイパフォーマンスデータセンタで使われることになりそうだ」。
この新しいファイバは、オランダのアイントホーフェン工場で生産される。