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アストン大学、Type2糖尿病患者の足の血流を正確に検査

February, 20, 2023, Valencia--アストン大学(Aston University)の研究者は、Type2糖尿病患者の足で血流を調べるより正確な方法を発見した。

レーザを使い、その経過は、循環系の細小血管、微小循環における小さな変化の検出で正確さ改善となった。

このレベルの血流変化は、組織の生死に影響を及ぼす。Type2糖尿病患者は、症状を原因とする循環器合併症により足切断のリスクがある。

レーザドップラ流量計(LDF)という光技術が、皮膚の血流モニタに使われることがよくある。1970年代に開発されたこの方法は、血流の平均に依存するので、常に正確とは言えない。

今回、アストン大学の研究者は、より正確なLDF光信号を処理する新方法を提案した。

研究は、生体医用工学についてのIEEEトランズアクション誌に発表された時間周波数解析とレーザドップラースペクル分解によって明らかになった皮膚血管合併症で説明されている。開発されたアプローチの革新と重要性を認識して同誌の編集委員会は、その論文をその分野の特別な記事として選択した。

現在、LDFは、血流灌流を計測する。血流の平均体積に比例する量を平均単位時間当たりの組織の平均体積で計測する。

しかし、その新しい方法は、LDF信号を分離して血流が、毛細血管または血管など、血管床の特定エリアで計測できるようにする。

提案されたアプローチは、既存のベッドサイドおよびウエアラブルLDFベースデバイスへの組込可能性が大きい。これにより、血流や血流微小循環のより進んだ臨床診断ができる。

新アプローチは、健康なボランティアと糖尿病患者のパイロット臨床試験の両方で、プローブを皮膚に当ててテストされた。新方法は、Type2糖尿病患者の足の皮膚で微小血管変化検出の臨床精度の大幅改善を示した。

研究リーダーは、機械、生体医用、設計工学教授、Igor Meglinski 、Dr Viktor Dremen of Aston Institute of Photonic Technologies (AIPT)。

Meglinski教授は、「将来的にこの技術は、脳や他の生体組織で、より正確な血流イメージングに途を開く」とコメントしている。

(詳細は、https://www.aston.ac.uk)