February, 8, 2023, Porton Down--UK MOD(国防省)の防衛科学技術研究所(Dstl)は、ポートン・ダウンで、UK初のハイパワー、長距離レーザ指向性エネルギー兵器(LDEW)距離トライアルをホストした。
トライアルは、UK DragonFire実証機を様々な距離で多数の標的に向けて発射し、ビームディレクタのピンポイント精度を要求するものである。
これらのテストは、高エネルギーレーザとその関連技術が様々な距離でどのように動作し、代表的な標的を破壊するかについてUKの理解を深める。十分な精度を持つ高いレベルのレーザパワー発射することは、LDEWの性能と実行可能性に信頼を附与するために、実証すべき主要領域の2つである。
プログラムのスペシャリストパートナーは以下の通り
・MBDA、システム全体の責任者・MBDAは、先進的コマンド&制御(C2)および画像処理機能を開発。
・Leonardoは、ピンポイント精度で標的を追跡し狙う先端のビームディレクタを開発。
・QinetiQのレーザ専門家は、50kWオーダーでパワーを生成できる位相合成レーザを構築。これは、将来的には、火力レベルを拡大できる。
Dstlの技術パートナー、Ben Maddisonは、以下のようにコメントしている。
「これは、多年にわたる設計、開発、実証活動の頂点である。DragonFireは、非常に高いレベルの精度で標的を追跡し、選択した標的にレーザビームを維持する能力の実証にすでに成功している。このトライアルは、レーザ自体のパフォーマンスを評価した。結果から分かることは、UKは、レーザ指向性エネルギー兵器(LDEW)システム関連技術では世界有数の能力を持つと言うことである」。
トライアルは、UK MODと産業による多年にわたる総額約1億ポンドの巨額投資の頂点である。
この技術は、多数の将来の兵器システムの基盤となる。DragonFireプロジェクトは、Novel Weapons Programmeを含む他の防衛プログラムと並行して、密接に関連して進行している。
(詳細は、https://www.gov.uk/)