February, 6, 2023, San Francisco--Pilot Photonicsは、新しい高帯域可変レーザモジュール発売を発表した。
それは、業界の長期の課題を解決する、ナノ秒スイッチングと狭線幅の実現困難な組合せを提供する唯一の商用チューナブルレーザである。広帯域可変半導体レーザは、一般に狭線幅、あるいは高速チューニングであるが、その両方ではない。光ファイバセンシングシステムでは、電子チューニングレーザは、従来、広帯域可変範囲で高速可変向けに利用されてきた。これは、電流注入可変機構を利用して達成されている。しかし、これらのレーザは、コヒレント光通信や周波数変調連続波(FMCW) LiDARなど、要求の厳しい位相に敏感なアプリケーションには適していない。サーマルチューニング機構に変えると線幅低減となるが、スイッチング速度が犠牲になる。つまり、そのレーザは、これらのアプリケーションのでは適さないものがある。Pilot Photonicsのレーザは、アクティブ-パッシブプラットフォームで製造されたモノリシックInPチップベースである。チューニングセクションの逆電圧バイアスによる電気光学チューニングで、mAオーダーのダークカレントとなり、低消費電力でナノ秒スイッチング速度が容易になる。それは、CバンドあるいはOバンドのいずれかで、30nm以上の波長可変範囲となり、線幅は150kHzである。現在提供できるのは14-pinバタフライパッケージか、OEMあるいラボ装置形状モジュール組込みであるが、同社は、量産アプリケーション向けにnano-iTLAモジュールも開発している。Pilot Photonicsの創始者/CTO、Dr Frank Smythは、「当社は、パートナーSMART Photonicsと協働して、複数の革新的チューナブルレーザ設計を同社のPICプラットフォームで実現しようとしている」とコメントしている。さらに同氏は、「これらのデバイスは、顧客が直面している特別な課題をターゲットにしており、その問題の解決にわれわれは、喜んで貢献する」と続けている。
(詳細は、https://www.pilotphotonics.com)