コヒレント、LiDAR向けに905nmトリプルジャンクション端面発光レーザ

January, 16, 2023, PITTSBURGH--Coherent Corpは、産業アプリケーションLiDAR向けに905nmトリプルジャンクション端面発光半導体レーザを発表した。

双眼鏡や増え続ける自律ロボットに内蔵された距離測定デバイスは、ハンドリング、ソーティング、マッピング、ナビゲートなど複雑なタスクを実行する。これらは、効率的、高信頼に、最も苛酷な環境でも動作するコンポーネントを使い、LiDARベース奥行きセンシング需要を加速している。Coherentの新しい905nm半導体レーザの特徴は、トリプルジャンクションであり、ナノ秒ハルスで100Wの光パワーを効率的に出力する。これらのレーザは、産業アプリケーション向けの厳しいJEDEC JESD22-A10x標準に適合している。

「顧客が評価していることは、この新しいレーザダイオードプラットフォームを当社の既存6-インチGaAsプラットフォームへ移行することで大きな規模の経済を達成できることである」とDr. Karlheinz Guldenは、説明している。同氏は, レーザコンポーネント&サブシステム事業Senior VP。「製造規模とフィールド信頼性の両方で、新境地を押し広げたのは、この種のものでは、これは唯一の技術プラットフォームである。また、海底に敷設されている光通信装置向けだけでなく、量産コンシューマエレクトロニクスと産業用デバイス向け半導体レーザを支えている」。

ロバスト、気密封止TO-56パッケージに収められたトリプルジャンクションレーザは、シングルジャンクションデバイスと比較してチップ面積当たり3倍の光出力であり、40Aパルス動作で100Wまでの出力。製品は、厳しい環境にさらされた広範なミッションクリティカルロボットでダイレクトToF LiDARシステムを可能にする。アプリケーションに含まれるのは、倉庫物流､コンシューマアプライアンス、ラストマイル配送、作物収穫、土地測量、安全モニタリング。

Coherentは、LiDARデザイン向けに広範なアクティブおよびパッシブ製品ポートフォリオを提供している、アクティブデバイスのポートフォリオには、VCSELs、端面発光レーザ、レーザバー、周波数変調連続波(FMCW)光源、パルスファイバベース光源が含まれる。パッシブデバイスポートフォリオには、レーザオプティクス、ポリゴン、ガルボミラー、レンズ、ウルトラナローバンドフィルタ、広い入射角ミラー、グレーティング、サーモエレクトリックが含まれる。
(詳細は、https://www.coherent.com)