January, 16, 2023, Boston--Cignal AIの光コンポーネントレポートによると、データセンタ光コンポーネント収益は、Q3に、2四半期の落ち込みから回復し、400GbE光モジュール主導で堅実な利益を計上した。
InnolightとCoherent (前 II-VI)が、ハイパースケールアプリケーション向け出荷を拡大し、成長を牽引した。Lumentumは、このセグメントでは、引き続きトップのテレコムコンポーネントサプライヤ。同セグメントでは、全般的な収益は前年比6%成長。
「400Gbpsは、今期、データセンタの内外でサクセスストーリーだった。400GbEデータセンタオプティクス出荷が、弱いQ3から回復し、400ZR/ZR+が、DCIアプリケーション向けのテレコム帯域成長の原動力となった」とCignal AIの光コンポーネント主席アナリスト、Scott Wilkinsonは、コメントしている。「今後のQ4と2023年を展望すると、テレコムコンポーネント需要は、回復が続く。一方、データセンタオプティクスの短期的成長は、在庫が吸収されるにつれて軟化する」と同氏は付け加えている。
3Q22光コンポーネントレポートの要点
・400GbE光モジュール出荷は、今期に高成長レベルに戻り、前年比+50%となったが、ハイパースケールオペレータからの需要低下により予測をカット。
・Amazonの注文減速による落ち込みの後、400GbE-DRは、3Q22に400G総出荷のほぼ半分に戻った。
・Gen60Cコヒレントモジュール(400ZR/ZR+ & 変形)の成長減速、これは在庫が主要顧客に吸収されたためである。特に、CFP2バージョンは、従来のテレコムベンダが販売を増やしたために、急成長した。
・100Gbpsと200Gbps(Gen30)コヒレントモジール出荷は、同期に著しく落ち込んだ。これは、主に中国ベンダによる販売減速による。
・Coherentは、コンシューマ3Dセンシング収益増の主な受益者であり、同セグメントで販売の2/3を占めた。