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プラズマと半導体材料の相互作用活用、高機能発光デバイスを実現

January, 11, 2023, 名古屋--名古屋大学の大野哲靖教授は、他大学の研究者と新たに研究チームを結成し、核融合研究で生まれ培われてきた、プラズマを材料に照射する技術を半導体の材料加工に応用し、従来に比べて大幅に工程数を削減できる新たな加工技術を提示した。
 さらに、この新たな技術を用いて高機能な発光デバイスを開発した。このデバイスは、ランダムレーザと呼ばれる微小なレーザ光源で、イメージング装置やセンサの部品に応用できる。研究チームは、これまで困難とされてきた、ランダムレーザの発光特性の制御にも成功した。核融合科学と光工学という異分野を融合することで生まれた研究成果は、核融合技術の応用展開を牽引するものであり、今後、更なる発展が期待される。
 
この研究成果をまとめた論文が米国化学会(ACS)の学術雑誌「ACS Applied Optical Materials」に2022年12月12日付けで掲載された。

研究チーム
東海国立大学機構 名古屋大学の大野哲靖教授と、田中宏彦准教授は、自然科学研究機構 核融合科学研究所の上原日和助教、シーチュエンCOE研究員、安原亮准教授らの研究グループと、北海学園大学の藤原英樹教授、東京大学の梶田信教授

(詳細は、https://www.nagoya-u.ac.jp)