December, 28, 2022, San Francisco--Grand View Researchの調査によると、世界のネットワーク装置市場規模は、2022-2030年にCAGR 3.5%成長で、2030年に1905億3000万ドルに達する見込である。ネットワーク装置は、ネットワークインフラストラクチャ設定に使用される一連のコンポーネントで構成されている。市場は、ネットワーク装置ハードウエア、ソフトウエア、関連サービスで構成されている。
商用、コンシューマ、産業インフラストラクチャで使用可能なIoT機器の導入増が、ネットワーク装置需要を牽引する主な要因の一つ。通信オペレータやサービスプロバイダによるネットワーク装置インフラストラクチャおよびソリューションへの投資増も、産業の拡大を刺激している。例えば、Cisco Systems, Inc.は、2022年1月に、エンタプライズグレードスイッチング機能拡張を発表した。目的は、産業ネットワーク内で主要インフラストラクチャの保護とアップグレード。そのような進歩は、市場の成長も後押しすることになる。
ネットワーク装置市場レポートのハイライト
・ハードウエアセグメントは、予測期間に急成長が見込まれている。世界中のエンドユーザによるRANやコアネットワークなどのハードウエア採用増加が、セグメントの成長原動力となる見込である。
・5Gセグメントが、予測期間に最速成長が見込まれている。その成長は、改善されたネットワークとデータ接続性のために世界中で5Gサービス需要が増加するからである。
・2021年、公共ネットワークセグメントが優勢だった。同セグメントの優位性は、公共分野で改善されたネットワークサービス需要増加によるものである。
・エンタプライズセグメントは、予測期間に最速成長が予想されている。これは、ヘルスケア、公共の安全、BFSIなど、様々な業種でプライベートインフラストラクチャのためのネットワーク装置の導入増によるものである。
・APAC地域は、予測期間に最速成長が見込まれている。同地域全体で、5G対応サービスの需要増が、地域市場の成長促進で重要な役割を果たすと予想されている。