Porotech､世界初｢オールインワン｣フルカラーMicroLEDディスプレイ発表

October, 21, 2022, Cambridge--MicroLEDとGaN半導体技術の世界的リーダー､Porotechは､MicroLEDピクセルの｢オールインワン｣フルカラーディスプレイ世界初の公開デモを発表した｡

Porotechは､フルカラーにシングルMicroLEDダイオードを利用する次世代ディスプレイを開発している｡これにより､全ての現行商用ディスプレイ技術を支えているRGBサブピクセルモデルの制約から逃れることができる｡Porotechのイノベーションは､画期的なDynamicPixelTuning (DPT)技術にある｡

新しいクラスのGaN材料を使うことでDPTはシングルMicroLEDチップがどんな可視光でも生成できるようにしている｡DPT､PoroGaNを支える材料により､変調された電流が単一のmicro-LEDチップで全色スペクトルをカバーする可視光を生成できる｡それが放出する色の中で､DPT micro-LEDは､単ピクセルからピュアホワイトカラーを放出する世界初を達成することができる｡

DPTの潜在力は､ディスプレイ業界全体にとっては画期的である｡RGBサブピクセルの必要性を除去することで､DPTは､MicroLED駆動デイスプレイを全体として4倍のピクセル密度にできる｡結果として､DPTは､あらゆるタイプのディスプレイで､解像度､輝度および効率を大幅に改善できる｡このブレイクスルーは､ARやVRディスプレイ､ウエアラブル技術など､高解像度を必要とするスモールフォームファクタディスプレイには特別な関心がある｡

Grand View Researchのレポートによると､世界のAR市場規模は2021年に253億3000万ドル､2022-2030年にCAGR 40.9%成長が見込まれている｡Porotechは､業界の集まり2022 Display Week でDPT技術が‘Best Prototype’ を受賞し､AR業界ですでに話題となっている｡

MicroLEDsは､未来のディスプレイ技術の唯一の実効可能なソリューションであり､そこから得られる利点は､改善された輝度､エネルギー効率､コントラストレシオ､デバイスの長寿命とともにピクセル密度と解像度の向上である｡Porotechのオールインワンピクセル技術によりマイクロティスプレイは､比類のない商業化の可能性を達成し､CRTディスプレイ時代からの厄介なアプローチであるRGBへの依存を完全に取り除く｡

Porotechは､CES2023でDPTを初めて公開する｡そこでは､<5 µmフルカラーピクセルの0.26インチDPTマイクロディスプレイを紹介する｡ PorotechのCEO/共同創始者､Dr Tongtong Zhuは､｢世界初のフルカラー､オールインワンMicroLEDディスプレイは､Porotechによる記念碑的な成果だ｡量産MicroLEDsは将来のディスプレイ､特に新興のAR/VR分野にとっては極めて重要である｡当社の技術は､MicroLEDディスプレイが直面する基礎技術およびエンジニアリング問題､品質､製造性および最も重要なシステムインテグレーションを解決した｣とコメントしている｡ ｢これは､コンシューマグレードMR､VRおよびARの単なる普及の予兆ではない｡実際､DPTは､コンシューマとプロの両方の環境で､TV､サイネージ､スマートウエアラブルに根本的な改善をもたらしている｡ピクセルがRGBを超え､どんなディスプレイの解像度を4倍にすることでDPTは､あらゆる社会分野でディスプレイの新規用途を解放する｣と同氏は話している｡ (詳細は､https://www.porotech.com)