August, 16, 2022, Leuven--MICLEDI Microdisplaysは、マイクロレンズを集積したMicroLEDデバイスの新ファミリを発表した。
これは、ピクセルレベルのビーム成形のために業界初のマイクロレンズ集積MicroLEDデバイスで、同社独自の300㎜製造フローで製造される。
新しいMicroLEDデバイスファミリは、導波路ベースARグラス向けに以下のような多くの利点を可能にしている。
・パワー効率の改善。標的導波コーン内に光を集束することによるものである
・最適導波路結合、制御可能な色分散補償により、ARシステム集積と画像品質改善にさらなる柔軟性を提供
・サブ3.0-µmピッチまでのピクセルスケーリング、高再現性ビーム形状パフォーマンス
ブルーとグリーンのMicroLEDアレイのサンプルとテストキット、およびマイクロレンズ組込ブルーアレイは、今夏に顧客に供給され、レッドMicroLEDsはQ422の予定。MicroLEDデバイス評価向けおよび導波路集積ディスプレイ向けの両方の提供により顧客は、FHDディスプレイブロックおよびメササイズ0.5-µm、MICLEDIによるマイクロレンズレファランスデザインによるの様々な他のMicroLED構造を目にすることになる。
MICLEDI MicrodisplaysのCEO、Sean Lorsは、「われわれのRGBアレイの各々の顧客品質サンプルでこのマイルストーン達成を喜んでいる。顧客は、これらの強化版デバイスを要求していた。マイクロレンズにより、現場からの最もホットな要求の一つ、‘AR’ピッチでのMicroLED電力変換効率が、クラス最高レベルであると指摘できる。同時に、われわれは初のRGBモジュールに取り組んでおり、また多色RGB集積へのアプローチ探求にも取り組んでいる。
MICLEDIは、マイクロレンズカスタマイゼーションのモデリングプラットフォームも開発した。同プラットフォームは、AR顧客に提供している。シミュレーションで新技術を評価、特殊導波路構成で独自のマイクロレンズを設計するためである。それは、次に、MICLEDI製造能力を利用してプロトタイプが作製できる。
MICLEDIの共同創始者/CTO、Dr. Soeren Steudelは、「タイトピッチMicroLEDデバイスへのマイクロレンズ集積化は、300㎜ウエファファブ装置を利用するMICLEDI独自の製造能力の最重要点である。高品質ビーム成形は、極めて正確な、ナノメートルスケールのオーバーレイ精度を必要とする。これは、300㎜ウエファファブでのみ満たされる」とコメントしている。