September, 1, 2014, 東京--NECは、東南アジアと米国本土を結ぶ大容量光海底ケーブル「SEA-US(Southeast Asia-United States、シーユーエス)」の建設請負契約を締結した。同ケーブルの稼働開始時期は2016年の予定。
「SEA-US」は、フィリピン・インドネシアからグアム・ハワイを経由して米国本土に至る総延長約15,000kmの光海底ケーブルで、東南アジア・米国のグローバル通信事業者7社からなる「SEA-US」コンソーシアムとNECの間で建設契約を締結した。SEA-USケーブルは、100Gbpsとなる最新の光波長多重方式に対応しており、最大容量2020Tbpsの伝送が可能となる。
現在、東南アジアと米国を結ぶ国際通信の多くは日本を経由しているが、東南アジア経済の成長に伴い米国との通信容量が急増しており、遅延や回線の繋がりにくさが顕在化している。このため、両地域を直接結ぶ新たな大容量光海底ケーブルの新設が求められていた。
「SEA-US」はこのようなニーズに応えるもので、東南アジア~米国本土間を直接結ぶ光海底ケーブルとしては最大の通信容量を有し、今後も増加が予想される両地域間の通信需要に対応する。