April, 13, 2022, San Jose/Santa Clara--Lumentum Holdings Inc. (“Lumentum”) とAmbarella, Incは、新しい共同レファランスデザインを発表した。これは、エッジAIとプラバシーを独自に統合したもので、スマートビルアプリケーションに新たな可能性を開く。
Vision-Dと呼ばれる画期的なデザインは、Lumentumの極めて正確なTOF 3Dセンシング向けのフロッドイルミネータモジュールと、業界トップのAI性能/Wを提供するAmbarellaのCV22エッジAI SoCを統合している。この組合せにより、ローカル処理ができる小さなAIoTセンサがビルを覆い、占有モニタリング、インテリジェントスペース管理やスマート小売店などに用いられる。加えて、TOF 3Dセンシングは、詳細な3D情報を備えたポイントクラウドを生成するが、ヘルスケアや高齢者介護などのアプリケーション向けで個人を特定できる情報はないのでプライバシーを維持している。
MarketsandMarketsによると、占有センサ市場は、予測期間にCAGR 13.3%成長で、2020年の19億ドルから2025年には36億ドルに達する見込である。これらシステムの大部分はパッシブ赤外センサ(PIRs)をベースにしている。これは、占有者とビル環境についての基本情報を提供するだけである。一方、少数が、個人情報を特定できるカメラを利用している。この新しい共同レファランスデザインは、エッジにAI処理スマートを備えたインテリジェントセンシングを加えて途方もない可能性を開く。同時にプライバシーを提供し、クラウドコンピューティングの高コストを回避する。インテリジェンスをこれらセンシングノードに直接組み込むことで、自動化されたリアルタイム空間利用、共有ワークスペースにおけるホットデスキング実現などの機能と拡張性が可能になる。他のアプリケーションは、トラフィックベースホスピタリティスタッフ、労働力不足に対処するクリーニングやメンテナンスアラート。また、HVACや照明システムの微調整された利用によるエネルギー効率の最大化が含まれる。
「ビルオートメーションシステムベースのモーション検出デバイスにおける占有センシングには、現在、2つの選択肢がある。プライバシー保護かプライバシーに妥協するインテリジェントカメラベースのシステム。この共同レファランスデザインは、Lumentumのハイパフォーマンスフロッドイルミネータモジュールと当社のCVflowエッジAI SoCを統合して、占有者のプライバシーを保護するデジタルトランスフォーメーションに新たなソリューションを提供する」とAmbarellaのシニアマーケティングディレクタ、Jerome Gigotは説明している。
「高度なビルオートメーションと占有モニタリングソリューションの利用は、急速に拡大している。これは、世界的に増加する高齢者人口向けの家庭ヘルスケアとモニタリング、ハイブリッドワークスケジュールを備えた効率的なビル利用、他の増え続ける重要なアプリケーションが成長の原動力である。この革新的なレファランスデザインは、豊富なデータセットと処理パワーを提供しながら、サイズおよびプライバシーの両方で目立ちすぎないことで、ビルオートメーションと占有モニタリングシステムの重要な要件に独自に対処している」とLumentumの製品ラインマネージメントディレクタ、Ken Huangは話している。
マルチ画像センサインプットに加えて、AmbarellaのCV22 SoCは、環境感知を強化するために、湿度、温度、オーディオを含む広範な他のセンサに豊富な周辺インタフェースを提供している。Lumentumの10Wフロッドイルミネータモジュールは、TOF 3Dセンシング向けにハイパフォーマンス、3ジャンクションVCSELアレイを組み込んでいる。
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