March, 14, 2022, 東京--古河電気工業株式会社は、データセンタにおける次世代ネットワークスイッチ装置に導入されるCPO(Co-Packaged Optics)に必要な外部光源(ELS: External Light Source)を世界で初めて開発した。同製品は世界最大の光通信の国際会議OFC2022の展示会に出展された。
古河電工は、高出力化合物半導体レーザと光パッケージングの技術を活かし、光トランシーバ用に標準化されているQSFP(Quad Small-Form Factor Pluggable)を用いて、世界初のELSを開発した。QSFP ELSを筐体のケージに挿入することで動作するホットプラガブルに対応する。また、8芯の偏波保持ファイバコードを用いたピグテイルによりCPO用光トランシーバへ直線偏波を供給でき、ファイバ端末にはMPOコネクタがついている。
8芯それぞれの光源波長には2つのオプションがあり、1311nm(Oバンド)またはCWDM(Corse Wavelength Division Multiplexing)に準じた4波長(1271nm、1291nm、1311nm、1331nm)を2波ずつ出力できる。動作ケース温度範囲は0ºC~55ºCで、チャンネル当たりの光出力は100mW以上。
新製品は2022年4月からサンプル出荷、2023年末から量産開始予定。
(詳細は、https://www.furukawa.co.jp)