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LZH、月の極地域で水を検出するためのレーザを開発

March, 7, 2022, Hannover--LZHは、月の極地で水を検出するためのレーザを開発した。そのロバストなレーザは、計測器と表土サンプルでの正常テストにすでに使用されている。

水のような揮発性成分の発見確率は、月の極地では極めて高い、凍っているからである。水は、例えば「レーザ誘起破壊分光法」(LIBS)を使って検出可能である。この目的のために固体レーザグループ研究者は、レーザモデルを設計、構築した。

ドイツ航空宇宙センタ光センサシステム研究所(DLR-OS)は、実際の「レーザアブレーションによる揮発性物質同定」計測器(VOILA)のデモンストレータモデルにLZHのレーザを導入した。次に、表土模擬物質でその機能をテストした。表土模擬物質は、月塵によく似た物質。研究チームは、それを使って所望の計測データを生成することができた。

極低温耐性と堅牢なレーザコンポーネント
長期目標は、VOILAレーザシステムを月面探査車に組み込むことで。どのコンポーネントが将来の飛行モデルに適切であるかを見つけるためにLZH研究者は、OHB System AGとともに、様々なレーザコンポーネントで、-140℃までの温度で低温テストを実施した。

レーザが月での利用に適するには、レーザは特別な要件を満たしていなければならない。-100℃を遙かに下回る温度の極低温エリアで高信頼に機能しなければならない。そのような温度は、従来のレーザシステムには、極めて問題である。月ロケットで輸送するには、レーザは小さく、コンパクトでなければならない、またロケット発射中の強い振動で損傷を受けないような堅牢さも必要である。

月面探査車での実際の利用計画はすでに存在する。レーザ飛行モデル設計のコンセプトは、計画されたレーザが、実際に、月面探査車で利用できる容積に収まることを保証している。
(詳細は、https://www.lzh.de)