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ロボット導入を容易にする「ティーチングレスロボットシステム技術」

March, 3, 2022, 東京--三菱電機株式会社は、同社のAI技術「Maisart」の一つとして新たに開発した高精度な音声認識AIや多関節形のロボット動作の最適化などにより、作業者が作業内容をロボットに教える「ティーチング」不要、専門知識なしで容易にロボット動作プログラムを自動生成でき、人と同等の作業速度を実現する「ティーチングレスロボットシステム技術」を開発した。これにより、例えばメニューが頻繁に切り替わる食品工場など、これまでロボット導入が難しかった盛り付けや仕分けなどの作業工程の自動化促進に貢献する。

開発された技術は、「2022国際ロボット展」(3月9日~12日、於:東京ビッグサイト)に出展する。

開発の特長
1.簡単作業指示や動作指令の自動最適化などで、ロボット動作プログラムを自動生成
・専門知識がない人でも音声や簡単な項目選択でロボット動作プログラムを自動生成できる簡単作業指示技術を開発
・騒音下でも高精度に認識できる独自の音声認識AIを開発し、業界で初めて音声による作業指示を実現
・3次元センサで検知した画像や計測距離など周囲の3次元情報とAR(拡張現実)技術を組み合わせることで、作業動作を視覚的に確認可能
・簡単作業指示技術と、障害物回避などのロボット動作指令を自動で最適化する自動生成調整技術により、プログラム生成・調整にかかる時間を従来比10分の1以下に短縮

2.ロボット動作の自動高速化技術で、人と同等の作業速度を実現
・作業速度、障害物の回避など作業内容に適したロボット動作指令を自動生成でき、人と同等(1ピックあたり最短2秒)の作業速度を実現するロボット動作の自動高速化技術を開発
・ロボットハンドの開閉タイミングを自動調整・最適化することで、ロボットが停止している無駄時間を削減
・ロボットハンドに取り付けたカメラによる画像情報を用いることで、ロボットの設置位置やつかんだ対象物を置く位置がずれても、ロボットの動作を自動で補正
(詳細は、https://www.mitsubishielectric.co.jp)