September, 22, 2021, San Jose--NeoPhotonics Corporationは、新しいチューナブルハイパワーFMCW(周波数変調連続波)レーザモジュールとハイパワー半導体光増幅器(SOA)チップを発表した。両方のコンポーネントは、長距離自動車LiDARや高分解能産業用センシングアプリケーションを可能にするように最適化されている。
FMCWレーザはCバンドチューナブルで、直接変調であり、>21dBm (126mW)ファイバ結合パワー、狭線幅FMCW光信号を供給する。SOAチップは、PIC LiDARエンジンとの集積向けに設計されており、光出力は>23dBm。
これら新しい高出力SOAsとFMCWレーザは、NeoPhotonicsフォトニック集積プラットフォームをベースにしており、感度と距離を改善するもので、自動車LiDARシステムは、200m以上まで「見る」ことができるので、安全性強化になる。両製品は、1550nm帶で動作するので、「アイセーフ」であり、現在、主要顧客向けに出荷中。また、FMCWレーザ光源は、設定可能動作波長を可能にするので、コヒーレントLiDARを外部光との干渉排除を強化する。
コヒーレントLiDAR、つまりFMCW LiDARは、コヒーレント技術を使って、強度計測にのみ依存するのではなく、反射光の位相を計測することで、距離と感度を大幅に向上させる。コヒーレント技術は、NeoPhotonicsが通信アプリケーション用に開発したもので、NeoPhotonicsのInPおよびシリコンフォトニクス集積プラットフォームを利用してPICsに実装されている。コヒーレントLiDARシステムは、コストを下げ、量産を可能にするために類似のチップスケール製造を必要としている。
LiDARでも通信アプリケーションでも、コヒーレント検出は、PICsを使って光信号から位相と振幅情報を抽出する。狭線幅、低位相ノイズレーザが精密位相計測に必要とされ、SiPh光チップの光損失を補償し、効率的な検出のために遠くの物体からの十分なリターン信号を得るために高い光出力が必要になる。NeoPhotonicsの狭線幅レーザとSOAをいっしょに使って、あるい別々に使って、LiDARモジュールのパフォーマンス最適化ができる。
(詳細は、https://www.neophotonics.com)