August, 26, 2021--Quality Thin Films(QTF)社が、Edmund Optics® のグループ企業になりました!
Edmund Opticsは、Quality Thin Films(QTF)社を買収しました。同社は、UVから遠赤外線までに高レーザー損傷閾値を有するレーザー結晶コーティング付き光学部品を広範に提供する、業界のリーダー企業です。同社の買収により、水晶やガラスの製作から、研磨、計測、高レーザー耐性のダイヤモンドライクカーボンコーティング、検査、そして試験に至るまで、エドモンド・オプティクスのレーザーオプティクス製造能力のさらなる拡張が可能になりました。フロリダ州タンパ郊外に1,300m2の施設を備えたQTF社には約30人の従業員が勤務しており、その多くはレーザーオプティクスのエキスパートです。
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【対応力】
高レーザー誘起損傷閾値 (LIDT) コーティング
高レーザー誘起損傷閾値 (LIDT) コーティングの蒸着には、清浄やコーティングの再現性を始めとする高度なプロセス制御と製造パラメーターのモニタリングが必要になります。業界は継続的に高出力レーザーを推進しているため、レーザーオプティクスに対するLIDTはその重要性がますます高まっています。QTF社の卓越かつ実績のある高いLIDTコーティング対応力と、エドモンド・オプティクスの自社内LIDT検査を組み合わせることで、提供されるオプティクスが、要求の厳しいLIDT要件のアプリケーションを満たすことができるようになります。
• 248nmから12µmまでに対応する高LIDTコーティングオプション
• N-BK7やNd:YAGを含むすべての一般的なレーザーオプティクス基板に対応
レーザー結晶コーティングと研磨
レーザー結晶は、固体レーザー光源の利得媒質として機能します。これらは通常、誘導放出によってレーザー光を増幅するレアアースまたは遷移金属イオンでドープされます。非線形レーザー結晶は、レーザー光源の周波数変換に用いられます。QTF社は、さまざまな材料のレーザー結晶を研磨およびコーティングする対応力を備えています。その精密研磨により、コーティングの密着性を向上させ、損失を最小化してLIDTは増加させます。
• YAG、YALO、YLF、KTP、YVO4、PPLN、PPSLTを始めとする結晶材料
• 円形、長方形、ジグザグスラブを始めとするフォームファクタ
• 結晶研磨と高LIDTコーティング
ダイヤモンドライクカーボンコーティング
ダイヤモンドライクカーボン (DLC) コーティングは、硬度、耐ストレス、耐食性などの点で、天然ダイヤモンドと同様の特性を備えています。これらは赤外 (IR) 波長で高い透過率があり、反射防止コーティングが求められる過酷な環境のIRアプリケーションに最適です。そのため、防衛用アプリケーションや、コーティングが傷や汚染、およびストレスに晒される可能性のあるアプリケーションでしばしば用いられます。
• ゲルマニウムやシリコンなどのIR材料に蒸着
• 過酷な環境でのオプティクスの耐用期間の向上
• 天然ダイヤモンドの特性を再現するナノコンポジットカーボンコーティング
【製品ラインナップ】
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