光トランスポート市場､2025年に180億ドル

July, 28, 2021, Redwood City--光トランスポート市場は､主にWDM装置が原動力となっており､DellOro Groupの予測では､次の5年で市場規模が拡大して､約180億ドルに達する見込である｡
　この予測アップデートは､同社の前回の予測から変わっていない｡それによると､WDMメトロの展望を下げたのは､コヒレント400Gbps ZR(400ZR)プラガブルオプティクスが利用できるようになり､IPoDWDMアーキテクチャでそれらを使うことに関心が高まっているからである｡

コヒレントZRオプティカルプラガブル出現
　DellOro Groupの予測では､コヒレントZRオプティカルプラガブル需要は､400ZRを初めとして､2022年には適切な量に達する見込である｡このプラガブル製品は､インターネットコンテンツプロバイダ(ICPs)の間で高需要となり､次の5年で極めて高い成長率となる｡400ZRの成功に続いて､800ZRが数年後に市場に入ってくる｡DellOro Groupの予測では､ZRプラガブル市場は､2025年には年間5億ドルを超える｡

1+Tbpsが800Gbpsに続く
800Gbps対応LINEカードは､2020年早期に最初に発表され､需要が急増した｡これは､強力な採用率を示すものであり､市場が引き続き一段とハイパフォーマンスのDWDMトランスポンダカードを待望していることを示している｡したがって､市場はすでに次のシングルキャリア波長速度のリリース準備に取りかかっている｡

800Gbpsに続く次の波長速度は､1200Gbps(1.2Tbps)になるとDellOro Groupは見ている｡過去のコヒレントDSP導入のタイミングに基づくと､1.2Tbps対応LINEカードが市場に登場するのは､2023年末とDellOro Groupは予測している｡

2025年までに､全コヒレント波長出荷の約1/3が､800Gbps以上の速度で信号を伝送する能力のあるLINEカードになるとDellOro Groupは見ている｡