May, 6, 2021, San Francisco--Crehan Research Incの調査によると、100GbEデータセンタスイッチポートの総出荷が、2020年通年で20%増となった。
堅調な増加により、10GbE出荷の継続的な減少と相俟って、100GbEが10GbEを上回り、最も広範に導入されているデータセンタEthernetスイッチ接続速度となった。
CrehanのデータセンタEthernetスイッチレポートによると、このスピードへの移行は、急速に実現した。最初の32 100GbEポート(3.2Tbps)スイッチ導入後わずか5年で、100GbEが出荷の大半を占めたためである。ハイパースケールクラウドサービスプロバイダ顧客セグメントは、この移行の主要な原動力であり、これまでの100GbEデータセンタスイッチ累積の大半を占めている。
「最も人気のあるネットワーク接続としてデータセンタEthernetスイッチ市場の100GbEへの移行は、パブリッククラウドサービスの力強い顧客採用の反映である」とCrehan Research社長、Seamus Crehanはコメントしている。「100GbEは、最大ハイパースケールクラウドサービスプロバイダデータセンタネットワークの一部では、4年にわたりデファクトスイッチポートになっている。さらに、100GbEへのこの急速な移行は、データセンタスイッチサプライヤエコシステム内に一定の重要な市場シェアを形成し、これらのシェアは、今度は再び200GbEや400GbE、、へと勢いづいている」。
調査結果の要点
・Aristaは、累積100GbEブランドデータセンタスイッチ出荷の約40%を占めた。
・Ciscoは、累積100GbEブランドデータセンタスイッチ収益の40%以上を占めた。
・H3C、Huawei、およびJuniperは、製品発表以来、それぞれ累積200万以上の100GbEデータセタンスイッチポートを出荷した。
・Nvidiaの100GbEデータセンタスイッチ出荷は、2020年に倍増以上となった。
・25GbEデータセンタスイッチングは、2020年に非常に強力な年間成長率となり、出荷も30%以上増加した。
・データセンタEthernetスイッチ収益は、通年でわずかに落ち込んだが、1Q20の前年比急落から、4Q20までに前年比安定成長へ大まかな前進となった。
「最大のデータセンタスイッチ顧客、AmazonとGoogleの2社が400GbE導入を強力に増やしたことを考えると、100GbE出荷の堅調な2020年成長は素晴らしかった」(Crehan)。