April, 12, 2021, 仙台--光を使って生体分子や細胞の機能を操作する技術は、次世代の生物学研究・疾患治療技術として大きな注目を集めている。東北大学多元物質科学研究所の小和田俊行助教、水上進教授らの研究グループは、大阪大学大学院工学研究科の菊地和也教授らと共同で、生きた細胞内の蛋白質を光と低分子を使って共有結合で連結する技術を開発し、蛋白質の細胞内局在を時空間的に光操作できることを示した。
この研究成果に基づいて様々な細胞内シグナル伝達経路を時空間的に制御する技術の開発につながり、多くの疾患の分子機構の解明に貢献すると期待される。
研究成果は、ドイツ化学会誌Angewandte Chemie International EditionのEarly ViewにHot paperとしてオンライン公開された。
(詳細は、http://www.tohoku.ac.jp)