March, 22, 2021, Oak Ridge--オークリッジ国立研究所(ORNL)の研究者は、電子顕微鏡を使って、グラフェンの原子厚格子から炭素原子を選択的に除去し、その場所に遷移金属ドーパントをスティッチできることを実証した。
この方法は、相互作用する量子ビルディングブロック実現に扉を開き、新奇の電子的、磁気的、トポロジカル特性を生み出す。
これは、グラフェンへの遷移金属ドーパントの初の精密位置決めである。造られたグラフェン・ドーパント複合物は、グラフェンにおける所望の特性を含め、原子のような挙動を示すことが可能になる。
「何を構築するかは、どんな原子でも望むところへ設置できるかどうかである」とORNLのOndrej Dyckは言う。同氏は、ORNLナノフェーズ材料科学センタで、Stephen Jesseと共同でその研究を主導している。
「多くのこれら量子ビルディングブロックを一緒にすると、それらは相関して活動を始める。それは、実に、胸躍るような特性が出現し始めるときである」とJesseはコメントしている。研究チームは、新奇の特性を研究するために、相互作用する量子ビルディングブロックアレイを造る計画である。
(詳細は、https://www.ornl.gov)