June, 13, 2014, Phoenix--オン・セミコンダクタ (ON Semiconductor)は、同社が戦略的にフォーカスしている主要分野である車載・産業市場向け高性能CMOSイメージセンサのリーディングプロバイダー、アプティナイメージング(Aptina Imaging)社の買収について最終合意を結んだと発表した。
アプティナが製品を提供しているその他の市場には、カメラ、モバイルデバイス、コンピューティング、ゲームプラットフォームがある。
アプティナの買収により、オン・セミコンダクタのイメージセンサー事業は大幅に拡大し、車載・産業向け半導体市場で急速に成長するイメージセンサーのリーダーとしてのポジションを確立する。市場調査機関TSRによると、車載および産業用アプリケーション向けイメージセンサの世界的需要は2013年から2016年の間にCAGR 16%で拡大すると予測されている。
契約では、慣例法上の完了条件にしたがいオン・セミコンダクタはアプティナイメージング社の買収に約4億米ドルを現金で支払う。同買収はバランスシート上の現金ならびにオン・セミコンダクタの既存のリボルビング信用供与により賄われる。
オン・セミコンダクタの社長/CEO、キース・ジャクソン氏は「アプティナの買収により、同社の非常に差別化されたイメージング技術と、当社の広範囲の営業地域と強力な運用能力が組み合わさることで、魅力的な車載および産業用エンド市場における当社の成長が加速される。アプティナが加わることで、イメージセンサーにおける当社の規模と能力が大幅に拡大し、産業ならびに車載関連のアプリケーション向けイメージセンサーのリーダーとしてのポジションを確立できる」とコメントしている。
オン・セミコンダクタは、経常外の買収関連費用、逓増する在庫償却の適正額ならびに買収した無形資産減価償却を除いて、この買収がただちに売上増加につながると期待している。未監査結果に基づいた、アプティナの2014年5月29日までの過去12か月の売上は約5億3200万ドルで粗利益約29%、営業利益率約3%。オン・セミコンダクタは、現在時点では、アプティナ買収が完了次第、アプティナならびにその他のイメージ/光学センサ事業の事業成果を、別のレポートセグメントで報告する予定。この取引は、オン・セミコンダクタおよびアプティナの取締役で承認され、規制機関の承認を得て、慣例法上の完了条件を満たせば、2014年第3四半期終了までに完了する予定。