January, 5, 2021, Edinburgh--世界最高輝度のUV光源が、European Research Council (ERC)の新規助成金により100倍高輝度になる。
ヘリオットワット大学(Heriot-Watt University)の物理学教授、John Traversは、ERCから240万ユーロのConsolidator Grantを受けた。
HISOLは、世界最高輝度超高速真空紫外光源であり、ビルディング規模の自由電子レーザを凌駕する。
次の5年で、Traversは、XSOL プロジェクトでHISOLの輝度を100倍にするためにチームとともに取り組む。
そのブレイクスルーにより、光と物質の相互作用の最前線で、新たな物理学に到達する。
John Traversは、「この新しい光源を造ることで素晴らしい、根本的に新しい科学を明らかにすることになる。生命の化学のカギになる分子の構造と動力学が分かるようになる。
世界でこれまでに使用された中で最短パルス、1フェムト秒以下でこの輝度に到達すると、最速タイムスケールで新たな物理学が明らかになる」とコメントしている。
TraversのXSOL光源はテーブルトップサイズ。同等の輝度であるビルディングスケールの国立ファシリティと対照的である。同氏は、これにより世界中の研究機関が、それを利用しやすくなると考えている。
Traversは、以前にERC出発助成金を獲得して、ヘリオットワット大学にLaboratory of Ultrafast Physics and Optics (LUPO)を設立した。
2019年、同氏はHISOLブレイクスルーをNature Photonicsに発表した。
(詳細は、https://www.hw.ac.uk)