December, 22, 2020, Sydney--RMIT大学、オーストラリア国立大学(ANU)は、シドニー大学、米国のオークリッジ国立研究所(ORNL)と協力して、二種類のダイヤモンドを作製した。婚約指輪とロンズデーライト(Lonsdaleite)と言われる米国他のキャニオン・ディアブロ隕石の衝突箇所に自然に見られるタイプのダイヤモンド。
RMIT大学、論文の主筆の一人、Dougal McCullock教授とそのチームは、最先端の顕微鏡技術を使って、実験サンプルから固体、完全なスライスを撮り、2つのタイプのダイヤモンドがどのように形成されたかを示すスナツプショットを作成した。
「われわれの写真が示すところでは、われわれの研究チームが開発したこの新しい方法で、普通のダイヤモンドは、ロンズデーライト鉱脈(vein)の真ん中に形成される」とMcCullockは説明している。
「初めて、ロンズデーライトのこの小さな‘rivers’と普通のダイヤモンドを見て驚いた。それらがどのように形成されるかの理解に役立つ」。
Lonsdaleiteは、結晶学者、に因んで名付けられた。
「自然のダイヤモンドは、通常、地球の地下150kmの深さで数十億年かけて作られる。そこでは、高温と1000℃を超える温度がある」とANU 物理学研究、Jodie Bradby教授は説明している。
研究チームは、以前、研究室で、高温だけでロンズデーライトを造った。
しかし、この新しい予想外の発見は、ロンズデーライトと普通のダイヤモンドの両方が、100 GPaの高圧(バレエシューズの先端に640頭のアフリカゾウと同等)をかけるだけで室温で形成できることを示している。
「意外な展開は、われわれが圧力を利用する方法である。並外れた高圧とともに、われわれは炭素に、いわゆる“剪断”のようなものを経験させる。つまり捩じり力、または剪断力である。これにより炭素原子は、所定の場所に入って、ロンズデーライトと普通のダイヤモンドを形成する」(Bradby)。
「ロンズデーライトは、採掘現場で超硬度物質を切り裂くために使える」(Bradby)。
「この珍しいが非常に有用なダイヤモンドをもっと多く作ることがこの研究の長期目的である」。
(詳細は、https://www.rmit.edu.au)