クラウドサービスプロバイダ､2021年にデータセンタCAPEX拡大再開

December, 18, 2020, Redwood City--DellOro Groupの調査によると､クラウドサービスプロバイダは､2020年下半期の一呼吸後､2021年にはデータセンタCAPEX拡大を再開する見込である｡エンタプライズが高成長に戻っているが､パンデミックからのオーバーハングにより弱々しいエンタプライズIT支出は続いている｡クラウド採用は引き続き勢いを増している｡

｢主要な米国のクラウドサービスプロバイダは､消化サイクルに入っており､サーバや他のデータセンタ装置の調達を減速させた｡しかし､DellOro Groupの予測では､この消化サイクルは短命であり､CAPEXの成長は､2021年第1四半期にも二桁成長に戻る｣とDellOro Group､調査ディレクタ､Baron Fungは予測している｡｢これらデータセンタプロバイダの中には､サーバフリートの置き替え､あるいは拡大が延び延びになっているところもあり､多くはデータセンタのグローバル拠点を拡大する積極計画を持っている｡これは､投資の波に拍車をかける｣と同氏は説明している｡

調査の要点
･上位10クラウドサービスプロバイダのデータセンタCAPEXは､2020年3Qに4%成長だった｡
･世界のサーバ収益は、前年比5%の成長､これは120万台のホワイトボックスサーバがクラウドに導入されたためである｡
･エンタプライズデータセンタCAPEXは、前年比1%減だった｡
(詳細は､https://www.delloro.com/)