June, 6, 2014, Boston--Infonetics Researchは2014年第1四半期エンタプライズルータ市場シェアと予測レポートを発表した。ここでは、ハイエンド、ミッドレンジ、ブランチオフィス、ローエンド/SOHOルータの売上とポート数を調査している。
調査結果の要点
・1Q14世界のエンタプライズルータ売上は、前期比14%減で、8億5900万ドルだった。
・1Q14はローエンドルータの復活が見られたが、Infonetics Researchはこれを短命と見ている。
・北米における1Q14のエンタプライズルータの販売は、前年同期比4%減となったが、この落ち込みは一時的であり今後数四半期で復活すると同社は見ている。
・1Q14のベンダのパフォーマンスはバラバラで、アドトラン、シスコ、ジュニパ、ヤマハは前年同期比減、OneAccess、ファーウェイ、ZTEは前年同期比で力強く伸ばした。
ディレクティングアナリスト、Matthias Machowinski氏は、「エンタプライズルータにとって2013年はよかったが、2014年は出だしがよくなかった。第1四半期の売上増に影響を与える大きな原動力の中でも、需要がよりローエンド側にシフト、ディスカウント圧力の強まり、北米市場の低迷、中国での国内ベンダ選好が挙げられる」と分析している。