June, 4, 2014, Naperville--コリアント(Coriant)は、ギネス(Guiness World Records)が、Coriantがホローコアファイバで達成した世界最高データ伝送レート57.6Tbps(グロスレート73.7Tbps)を認定したと発表した。Coriantによると、これは以前の記録の50倍の伝送レートになる。
ホローコアフォトニックバンドギャップファイバは、将来の光ネットワークにとって非常に有望な技術であり、いずれは現在のガラスファイバを置き換えると期待されている。このファイバは、減衰が極めて低く、実質的に非線形歪がなく、光増幅帯域非常に高く、究極的な低遅延が達成される可能性があることから、伝送容量の大幅増加への道をこのファイバが提供するとされている。空間多重(SDM)技術と組み合わせると、ホローコアファイバの伝送容量は、現状のシステムの100倍になる。
今日のネットワークアプリケーションはますます遅延の影響を受けやすくなっている。これらのアプリケーションは、遅延という側面を含め、優れたネットワークパフォーマンスに依存している。低遅延切望により、このファイバは、モバイル通信、金融取引市場を含む多様な業界に適している。光はホローコアの空中を伝搬するので、このファイバを使うことでトータルの遅延は約30%減少する。
この成果は、OFC2014のポストデッドラインペーパーで発表された。