June, 3, 2014, Scottsdale--ICインサイツ(IC Insights)が発表した「2014 O-S-Dレポート-オプトエレクトロニクス、センサ/アクチュエータ、ディスクリートの市場分析と予測」レポートによると、従来のIC製品を除いた半導体市場でのサプライヤ、上位30社のランキングで、オプトエレクトロニクスを販売している企業が引き続き優位を占めている。
同レポートによると、上位30社のO-S-Dサプライヤのうち26社がオプトエレクトロニクスを販売しており、16社が固体照明の成長率が高いアプリケーション向けにLEDを出荷している。2014レポートは、30のO-S-Dサプライヤのうち16社がセンサとアクチュエータ製品(MEMSベースの製品を含む)を販売しており、18社がディスクリート半導体を提供していると報告している。
同レポートが明らかにしたところでは、2013年、O-S-Dの世界市場規模、586億ドルのうち、最大級の30 O-S-Dサプライヤが市場の66%を占めた。新しい2014 O-S-Dレポートは、世界のオプトエレクトロニクス販売は2013年に5%増、292億ドルに達したと説明している。一方、2013年のセンサ/アクチュエータセグメントは横ばいで、87億ドル。ディスクリート市場は5%減、207億ドルだった。
2013年、サプライヤのうち上位10社で、O-S-D販売全体の34%を占めたが、こらの企業全体としては市場シェアを2%落としている。逆に11~30位にランクされるサプライヤ全体の売上が2%増となり、残りの小規模のO-S-Dサプライヤ全体の売上も2%増となった。
2013年、O-S-D 30社全体のドルベース売上は前年比で横ばいだった。これは、日本の半導体サプライヤが円安の打撃を受けたことを示している。2013年の平均交換レートは1ドルあたり97.6円、2012年は79.8円だった。日本の企業が引き続き世界のO-S-D製品の主要サプライヤであるので(特にオプトエレクトロニクスとディスクリート)、2013年に円の交換レートが18%落ち込んだことが、ドルベースで計算すると、O-S-D市場全体の成長を大幅に引き下げた。
(詳細は、www.icinsights.com)