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結晶化ガラス材料における最大の光変調性能を実現

September, 9, 2020, 仙台--長距離かつ大容量データの送受信システムを支える光通信は、動画や音楽の配信はもとより大規模災害における情報伝達など、私たちの生活にとって必要不可欠。東北大学大学院工学研究科応用物理学専攻の藤原 巧教授らの研究グループは、同大学工学研究科技術部の宮崎孝道博士との共同研究により、光通信技術を支える光波制御デバイスの新たな材料となる「完全表面結晶化ガラス」を創製し、光の自在な操作を可能とするポッケルス効果の発現を実証した。
 また前駆体となるガラスの成分やナノ組織構造制御により、今回開発した材料のポッケルス係数は、これまで報告されている結晶化ガラスにおいて最高値を達成した。
 研究成果は、現行の光ファイバネットワークとの親和性が高い、安価かつ量産性に優れた光波制御デバイスの設計・創製を推進するものと期待される。

研究成果は、欧州セラミックス学会(ECerS)の旗艦誌「Journal of the European Ceramic Society」に掲載された。
(詳細は、http://www.tohoku.ac.jp)