人数計測システム市場、2025年に13億3300万ドル

June, 30, 2020, Northbrook--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)のレポート「人数計測システム市場、タイプごと(片方光、双方向)、技術(赤外ビーム、サーマルイメージング、ビデオベース)、提供品、エンドユーザ(小売店、スーパーマーケット、ショッピングモール、運輸)、地域、2025年までのグローバル予測」によると、市場は2020年の8億1800万ドルから、2020-2025年にCAGR 10.3％成長で、2025年までには13億3300万ドルに達する見込みである。
　この市場の成長を後押しする主因には、小売業における進行する技術進歩、公共の場所での安全とセキュリティに対する関心増、病院、スポーツおよびエンタテーメントアプリケーションで人数計測システムの需要増、またCOVID-19只中で公共の場所、小売店におけるひとびとの安全確保のために急増した人数計測システム需要。

小売、スーパーマーケットおよびショッピングモールエンドユーザが予測期間に大きなシェア獲得
　小売、スーパーマーケットおよびショッピングモールエンドユーザは、2025年までの人数計測システム市場で最大シェアを獲得する見込みである。市場の成長は、現在のビジネスシナリオを説明するKPIs(重要業績評価指標)を提供することで小売商に役立つことによる。販売への人の往来率により小売商は、大量販売と販売低迷の店を適正かつ正確に比較することができる。また、人数計測は、来店する人、通り過ぎる人の数、客の滞在時間、客の来店頻度について情報を提供することで店舗経営改善に役立つ。

タイプ別では、双方向人数計測システムが予測期間に最高CAGR成長
　双方向人数計測システム市場が、2020-2025年に最高CAGRで成長すると予測されている。成長は、双方向人数計測システムの利点によるものである。例えば、変換率の正確さ、簡単導入、少ない人の介入、高精度、方向検出など。双方向人数計測システムは、ガラス越しにビジターをカウントできる。さらに、ビデオベースの3D技術を利用することで、これらの人数計測システムは、小売店で総数から子供を除外する機能を提供する。子供は購買に関わらないからである。これらのシステムは、小売店、スーパーマーケット、ショッピングモール、ホテル、レストラン、美術館、スタジアム、図書館、企業のオフィスなどにアプリケーションがある。

APAC市場が予測期間に最高CAGR成長
　APACにおける人数計測システム市場は、予測期間に最高CAGRで成長する見込みである。APACの人数計測システム市場成長を後押しする主因は、成長する経済、小売、運輸、ホスピタリティなど様々な分野における新たな機会である。また、多数の新興プレイヤの供給力が熾烈な競争を生み、これが顧客を直接利するところとなつている。したがって、近い将来、それが人数計測システム市場の成長に拍車をかけると予測されている。