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2020年、パブリッククラウド需要に応えてクラウドデータセンタ投資増

June, 17, 2020, Redwood City--DellOro Groupの調査によると、クラウドデータセンタCAPEXは、2桁成長となる見込である。ただし、クラウドサービスプロバイダの間では、成長に対する見方は入り混じっている。一方、エンタプライズIT投資の鋭い落ち込みが予想されている。マクロ経済の不安定性が投資を抑制しそうだからである。

「データセンタCAPEXは、2020年1Qに高成長に戻った主要クラウドサービスプロバイダの一部が容量消化から拡張期に復帰したからである」とDell’Oro Group調査ディレクタ、Baron Fungは分析している。「世界中のステイアットホーム命令が、クラウドインフラストラクチャに過度の負荷をかけ、クラウドサービスプロバイダの中には、ネットワークの重要エリアで容量増強に駆り立てられたところがある。しかし、広告に適したインフラストラクチャは、削減される見込みである。企業がマーケティング予算を削るので、今年、逆風に直面しているからである」。

調査のハイライト
・上位10クラウドサービスプロバイダは、データセンタに総額154億ドルを支出した。これは、前年比(Y/Y) 15%増である。
・世界のサーバ販売は、Y/Y 1%成長。上位4クラウドサービスプロバイダがサーバ容量を拡張した。
・ホワイトボックスサーバの出荷は、主に主要クラウドサービスプロバイダが導入しているが、記録的な130万台に増加した。
・エンタプライズデータセンタCAPEXは、2020年に二桁減となる見込みである。