May, 14, 2020, 仙台--東北大学多元物質科学研究所の矢代航准教授、東京学芸大学のWolfgang Voegeli准教授、筑波大学 システム情報系の工藤博幸教授、高輝度光科学研究センター(JASRI)の梶原堅太郎主幹研究員らの共同研究グループは、試料を回転せずにミリ秒オーダーのX線CTを実現するための放射光マルチビーム化に世界ではじめて成功した。
この研究成果により、流動性のある試料や生きた生物などの動的3D観察がミリ秒オーダーで可能となり、また、様々な試料環境の導入も可能であることから、物質・生命科学の基礎研究から産業応用に至る広い分野への応用展開が期待される。
研究成果は、学術誌「Optica」に2020年5月12日付でオンライン公開された。
(詳細は、http://www.tohoku.ac.jp)