新製品 詳細

オールインワン型のコンパクトな高出力半導体レーザ

April, 28, 2020--Coherent社(米国カリフォルニア州サンタクララ)は、2020年4月16日、モジュール内蔵型のコンパクトな高出力(1 kW~4 kW)産業用半導体レーザHighLight DL HPSをリリースした。クラッディング、熱処理、ろう付け、溶接を行うシステムインテグレーターやエンドユーザーに特に有用な製品である。

HighLight DL HPSには、オールインワン型の構成が採用されている。レーザヘッド、電源、水冷チラー、熱交換器のすべてが1つの筐体に搭載されているにもかかわらず、筐体のサイズはわずか670 x 1050 x 1760 mmで、例えば自動車製造業界で多く見られるような、スペースに制約のある用途に適している。

HighLight DL HPSのもう1つの大きな特長は、蒸留水を利用したクローズドループ方式の冷却を可能にする、伝導冷却型ダイオードを採用していることである。そのため、高額な純水を必要とする製品よりも、はるかに容易に導入することができる。

HighLight DL HPSには、多数のオプションとアクセサリが提供されている。近赤外(NIR)の出力は、QBHコネクタまたはQDコネクタで終端された、着脱可能な伝送ファイバーを通して送られる。Coherentは、幅広い種類の加工ヘッドも提供している。例えば、ズームホモジナイザーは、出力のサイズ、形状、光度を各用途の具体的な要件に応じて調整することが可能である。以上のことからHighLight DL HPSは、石油/ガス、農業、建設、3D積層造形、半導体製造など、多様な業界における幅広い用途に適した製品となっている。

コヒレント・ジャパン株式会社 営業部
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