January, 10, 2020, 東京--TDK株式会社は、計測距離を拡大したChirpブランドのMEMSベースの超音波Time of Flight(ToF)センサ(製品名:CH-201)を、一部のOEM向けに販売開始した。
このToFセンサは小さな超音波振動子チップを使用して超音波パルスを発信し、センサの視野角にある対象物から返されたエコーを検出する。反射時間を基に距離を計算することで、センサは対象物のデバイスからの相対位置を特定し、センサはデバイスと相対的な対象物の場所を測定する。
TDKのMEMS超音波技術は、独自のToFセンサを3.5 mm x 3.5 mmパッケージに収めたもので、MEMS超音波振動子、電力効率の高いデジタル・シグナル・プロセッサ (DSP) 、カスタマイズした低電力・ミックスドシグナルのCMOS ASICを組み合わせている。このセンサはさまざまな超音波信号処理機能を取り扱い、距離検出、存在/近接検知、対象物検出/回避、3D位置追跡を含む、幅広い使用事例において、顧客に柔軟なインダストリアル・デザインを提供可能にする。
民生電子機器、AR/VR、ロボティクス、ドローン、IoT、自動車および産業市場に向けた最初のMEMSベースの商用超音波ToFセンサであるCH-101の昨年の発売に引き続き、TDKはSmartSonic MEMS超音波プラットフォームを拡充する。このプラットフォームには、CH-201超音波ToFセンサとルームスケール検知関連ソフトウェアソリューションが含まれ、プライバシー懸念のない、人感検知用途の超低電力の常時センシングや、他の多くのアプリケーションへの応用が可能になる。
(詳細は、https://www.jp.tdk.com)