December, 17, 2019, 東京--フジクラは、新型コア調心融着接続機90Sを2019年12月より販売を開始する。
製品は、光ファイバ融着接続工事に関わる顧客の視点に立ち、『より早く。より正確に。』をコンセプトに、施工時間短縮と作業性向上を実現する数多くの機能を搭載している。特に従来機70Sから採用された自動開閉風防や自動開閉加熱器は、基本設計から見直しを行い、反応速度を大幅に早めた。補強スリーブを融着接続点に合わせる構造、光ファイバカッタとの無線通信、作業台内蔵のキャリングケース等にも改良を加えた。無線通信で連携する光ファイバカッタの台数は、従来機70Sでは1台だったが、新型機90Sからは2台まで連携可能。新設計の作業台は分割可能構造であり、作業環境に応じた形態へ変形する。また、ルースチューブ構造の900μm心線やドロップケーブルの接続は、追加部品を必要としない。
新製品には、30年を超えるコア調心機技術が蓄積されている。光ファイバのコア位置を高精度に検出し、接続損失が極小になるよう光ファイバを調心する。接続前には光ファイバの種類を判別し、種類に応じた最適な放電条件を用いて接続する。放電強度は画像処理によって常にモニタリングされ、リアルタイムに校正される。
(詳細は、http://www.fujikura.co.jp/)