November, 13, 2019, Vancouver--FLIR Systems, Inc.は、同社Bosonベース熱センシング技術が、2021年に計画されている世界のトップ自動車メーカーとのレベル4自律走行車(AV)生産契約に向けてTier1自動車サプライヤ、Veoneerに選択されたと発表した。
Veoneerシステムは、マルチサーマル熱センシングカメラを搭載する業界初となる。目的は、自動運転車の安全を強化するために、狭い視野と広い視野両方の能力を提供することである。熱センシングカメラは、他のセンシング技術に課題がある、低視認性、高コントラスト状態における運転状況で優れている。例えば、夜間、影、黄昏、日の出、直射日光やヘッドライトのギラつきに直面する時、霧や煙など環境条件を含む厳しい天候条件である。分析学と組み合わせると、熱センシングカメラは、広範な一般的路上物を検出、分類するのに役に立ち、特に人々や他の生き物の検出に優れている。AVsが最も避けたいものである。
夜間、ヘッドライトの4倍まで遠くを見る能力がある熱センサは、全てのものが発する熱を検出する。この「不可視」的優位性は、既存の一連のAVセンサに付加的データを供給し、信頼度と冗長性を改善し、それによって意思決定向上を容易にする。
「自動車産業は、安全な自律走行車構築という途方もない技術課題を引き受けているので、あらゆる状況で生命を守り、状況認識を一段と高めるために、熱も含め、最先端のセンシング技術が必要とされている」とFLIR Systemsのインダストリアルビジネスユニットプレジデント、Frank Pennisiはコメントしている。「FLIRの自動車認定熱センシングコアは、Veoneerの熱センシングカメラとシステムの重要コンポーネントである。これらは、今日までに、数十万の乗用車で効果が証明されている。この選択は、自動運転アプリケーションにおける熱センシングの価値を示すものであり、今後、他の自動車メーカーによる採用に道を開くものである」。
FLIR熱センシングコアは、来年発売が予定されている、Veoneerの第4世代熱センシングシステムの一部である。
(詳細は、https://www.flir.com)